47. STEP3 ブーストストローク

SECTION5 ブーストストローク2って!?

モーラーの応用のブーストストローク1の次に紹介する「ブーストストローク2」ですが、具体的なやり方の説明の前に、まずはこちらの動画をご覧下さい。

動画:普通のストロークに勘違いされやすいブーストストローク2


ブーストストローク2は、手首や肘を使って真っすぐ叩く奏法と勘違いされやすい奏法なのです。

動画でもおわかり頂けたと思いますが、手首や肘を使って真っすぐ叩く奏法、その弱点は・・・

こうやって前方向にエネルギーが逃げてしまう事なのです。

この「前に逃げるストローク」では打面にスティックが到達する前にエネルギーのピークが終わってしまい、爆発力を出す事はできません。

でも「アーロン・スピアーズは手首が上がって見えるけど??」と思うかもしれません。そのあたりを坂野上に聞いてみましょう。

動画:手首が上がってもエネルギーを伝えるためには・・・

手首が上がっても前方向にエネルギーが逃げないように肩甲骨を使う。それが ブーストストローク2 なのです。

「エネルギーが逃げないように肩甲骨を使う??」「どういうこと!?」と思われてしまったかもしれませんので、次の動画で具体的なやり方をご覧下さい。

動画:ブーストストローク2の概要

この動画のように、「肩甲骨を後ろに引く」事によって、そのままでは前方向に逃げるはずだったエネルギーを、下方向に変換する事が可能になるのです。

肩甲骨を引くんだったら最初に肩甲骨を引き切っておけば良いのでは?

A.そうしてしまうと、色々と不都合が出てきてしまいます。詳しくは、動画をご覧下さい。

動画:ご質問への回答

このように、最初に肩甲骨を引き切ってしまうと、セットドラミングにおいて色々と不都合が出たり、加速させる事もできなくなってしまうのです。

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