6月, 2017 | K's MUSIC ドラム人間科学理論

月: 2017年6月

  • 2017.06.10 STEP1でゴスペル系の黒人ドラマーに多く見られる奏法と、モーラー奏法との関係性を理解して頂けたと思いますが、STEP2では、スティックエンド支点としゃっ骨&とう骨について解説していきます。 ゴスペル系に限らず、難しいフレーズや速いプレイになるとパワーが落ちてしまうという方、必見です!

    SECTION1 グリップの支点の位置

    普段皆さんは、ドラミングの際に 「どこが支点になっているか?」 という事を考えた事はあるでしょうか? 一般的には写真Aのように 「親指が触れている位置」 が支点になると考えられていますが、ゴスペルドラマーのようなパワフルな演奏を可能にするためには、親指が触れている場所ではなく、写真Bのように「スティックエンド」を支点にする必要があります。 まず、2つの支点による対比動画をご覧ください。

    動画:スティックエンド支点の利点

    野球などのスポーツからもおわかり頂けるように、スティックエンド側を支点にすることによって、同じ振り上げ幅でも、よりパワフルにプレイすることができるのです。

    スティックエンドを支点にするのなら、小指だけで持てば良いんですか?

    A.「小指だけ」 で握りこむようにスティックを持てば、たしかにスティックエンド支点にはなりますが、速いプレイやタッチのコントロールをする際、色々な不都合が出てしまいます。詳しくは上の動画をご覧下さい。

    動画:小指だけで持つと・・・

    そこで大事になるのが 「フリーグリップ」 です!!

    SECTION2 フリーグリップって?

    若いドラマーさんには信じられないかもしれませんが、かつて日本のドラムレッスンでは 「ショット時に握る」 という理論しか存在せず、それが正しいとずっと言われていました。 そんな時代において、超一流ドラマーの特徴である 「はなすスティッキング」(指を伸ばす) を日本のドラマーさんに広め認知してもらうためには、新しいネーミングが必要だとK’s MUSICは考えました。

    動画:フリーグリップ誕生の経緯

    本来支点になるはずの親指が流動的に動く」、「支点の位置を固定しない」 という当時の日本には全くなかった概念や練習法を 「フリーグリップ」 というわかりやすいネーミングで日本中に広める事ができて、K’s MUSIC一同、本当に喜んでおります。 前置きが長くなりましたが、スティックエンド支点を本当に使いこなすには、このフリーグリップをマスターする事が必要不可欠です。
    • コチラでフリーグリップについて詳しく解説しておりますので、併せてご覧下さい。
    • もちろん、指が触れていない位置が支点になるので 「仮想支点」 になりますが、「スティックエンド支点」 はフリーグリップによって発生する仮想支点のバリエーションの一つです。
    NEXT親指支点には弱点がある?
  • 「く」の字の叩き方!?

    くの字の叩き方 ドラム
    こうやって、ひらがなの「く」の字のように見えるゴスペル系ドラマーの叩き方。 この叩き方を 「フレンチグリップで力任せに叩いているだけ!」 と思い込んでいる方も多いかもしれませんが、本当にそんなアプローチでゴスペル系ドラマーのような激しくてパワフル、そして高速なプレイができるようになるでしょうか?
    実は、ゴスペル系の黒人ドラマーのようなプレイを可能にするためには、「回転力が使えるかどうか」 が大きなポイントになります! つまり、この「く」の字に見える叩き方は、「モーラー奏法の応用」 なのです。 しかし、通常のモーラー奏法とは異なるアプローチが必要になるため、習得するためには様々な注意が必要です。 そこで、まずSTEP1では、「モーラー奏法の概要と、ゴスペル系への応用の仕方」 を解説していきましょう!

    SECTION1 日本で広まっているモーラー奏法の概要

    モーラー奏法といえば、「腕をまっすぐ振り降ろす」 という通常の奏法とは違い、「肩や腕の回転を使って叩く奏法」 だという事は、皆さんご存知かと思います。 今では、だいぶ日本にも浸透してきたモーラー奏法ですが、K’s MUSICが2004年に 「モーラー奏法普及プロジェクト」 を開始するまでは、日本のドラム業界では、ほとんど知られていませんでした。 また、「腕を回転させて叩くと打面にまっすぐ力が伝わらないからエネルギーのロスになる」、「タッチがバラついて音がまとまらなくなる」 といった批判的な意見も、多く見られました。 そのような批判的な意見の中、K’s MUSICだけで日本中にモーラー奏法を広めるには限界があり、「スネア上だけのモーラー奏法だけでも日本中に広まれば」 という思いでモーラー奏法普及プロジェクトを発足しました。 すると、参加講師の方々やそのお弟子さんたちのおかげで、ものすごい勢いで日本中にモーラー奏法は広まっていったのですが、それと同時に取り組んだ方々から、ドラミング無料電話相談(048-814-0792)に、モーラー奏法についてのご質問を頂く事も多くなってきたのです。 その中で、ダントツに多かったご質問がこの2つです。
    1. モーラーに取り組んでも、K’s MUSICの動画のようなプレイができないのはなぜですか?
    2. 日本のモーラーは妙に 「クネクネ」 してみえるけど、海外のドラマーや、K’s MUSICの動画ではそう見えないのはなぜですか?
    NEXTこのご質問への回答を、次の映像を交えてご覧ください!