4月, 1996 | K's MUSIC ドラム人間科学理論

月: 1996年4月

  • 1996.04.01
    あなたは、ローピッチにチューニングされたフロアタムの上で、 テンポ120以上のルーディメンツをフォルテシモで、 しかも身体の力を抜いて楽に演奏出来ますか?
    もしこの条件で出来ないとしたなら、あなたの今やっているその奏法は間違っているかもしれません。 せっかく練習したルーディメンツも、セット応用時にパワーが落ちたり、移動フレーズが速く出来なかったりしたのでは、宝の持ち腐れではないでしょうか? ドラム人間科学では、ルーディメンツをローピッチタムでもスネア上と同じく演奏出来る奏法でドラムレッスンを行っています。しかもそれは特殊な奏法ではなく、海外の超一流といわれるドラマー達が共通して使っている筋力を必要としないとてもナチュラルな奏法なのです。 しかし、今の日本ではマーチングドラマーにとっての奏法は完成の域に近づいていますが、ドラムセットドラマーにとっての奏法についてはまだ間違った常識がまかり通っているようです。 例えば、大袈裟に90度近くもスティックを振り上げる基本フォームでは、ドラムセット応用時に遠心力が求心力を生んで速い移動フレーズが困難になりますし、フル,ダウン,アップ,タップといったストロークも重要ではなくなってきます。また、最近になってようやく注目され始めたモーラー奏法や他奏法も、現段階ではドラムセットに応用出来ない卓上理論に終わっているようです。 われわれの目標はマーチング奏法自体を身につける事ではなく、そのテクニックをいかにドラムセットに応用するかということなのです。その意識をしっかり持たないと、何の意味もない練習に時間とお金だけが無駄に費やされる結果になってしまう事を忘れないでください。

    1996年4月