4月, 2010 | K's MUSIC ドラム人間科学理論

月: 2010年4月

  • 2010.04.01
    皆さん、レッスンでK’sに来たとき、「何でこんなにたくさんスピーカーが?」と不思議に思った事はありませんか?
    実はあの大量のスピーカーは、インテリアではなく(笑)、生徒さんに聴いてもらうために、K’sでこだわって揃えたシステムなのです。

    オーディオにこだわる意味って?

    ドラミングアドバイス第10回の「グルーヴ術」に“オーディオ機器の見直しが大変重要"と書かれているのは覚えているでしょうか? 当たり前の話ですが、ドラマーにとって楽器選び、およびチューニングは大変重要な要素です。 では、楽器屋さんでドラムを購入する時や、チューニングをする時、みなさんは何をたよりに“”を判断しているでしょうか? これも当たり前の話ですが、「音の記憶」以外に判断する材料は無いはずです。 では、その「音の記憶」はどのように作られるでしょうか? 超一流の演奏をいつでも生で聴けるのが理想ですが、現実的に考えると、月に数回が限度だと思います。ですので、ほとんどの方が自宅のオーディオから再生された音で記憶を作っているはずです。(本人が意識していなくても、無意識でそうなっていませんか? その際、例えばシンバルのタッチであったり、スネアドラムのスナッビーの細かなニュアンス、キックやタムの倍音、身体を揺らす身体共鳴などが、オーディオ機器から再生されていなかったら(本当は出ているのに!)みなさんの楽器選びやチューニングはいったいどうなるでしょうか? どんなに時間をかけて、チューニングや奏法、楽器選びにこだわってCDのような音を出そうと努力してもその行為は、たくさんの情報が欠如した「音」を出すための、無駄な努力になってしまいませんか? (※ただし、チューニングや楽器選びの際には、「ドラム単体だけの音」で判断せず"他の楽器の音と混ざったときの音"(マスキングされた音)が、記憶している音と同じになるようにしててください。) また、書くと非常に内容がてんこ盛りになってしまうので省きますが、実際演奏する際の身体の動きにまで音の記憶は影響します。(呼吸法等をすでに習われた生徒さんはビンとくると思います。) ですから今日からは、皆さんのオーディオ機器への価値観を、

    ただの音楽再生装置」から

    矢印

    皆さんの「音記憶」をメインで担う大変重要な装置

    というふうに変えて考えてみて下さい。

    それでは、実際に設置してあるスピーカーの紹介です。

    2スタジオ前には大型スピーカー、第2ロビーにはコンパクトスピーカーがあります。スピーカーの紹介だけでなく、オーディオに関わるO&Aなども紹介しています。(画像をクリックするとページがジャンプします。)

    オーディオQ&A

    家では高級なヘッドフォンで音楽を聴いていて、その音には満足しています。それではダメですか?また、賃貸マンションなので大きな音でスピーカーが鳴らせないという事情もあります。

    A:良いヘッドフォンは解像度が高いため、フレーズや手順のコピー(グルーヴや音色のコピーではなく)をしたり、それを譜面に起こしたりするのには確かに便利です。ただ、当然耳だけで音を判断することになり実際のバンド演奏で起きる「身体共鳴」を感じる事ができません。 もちろん住宅の都合で、大音量でスピーカーを鳴らすのは難しいという事情もわかりますが、たとえ小さい音量でしか鳴らせないとしても、身体共鳴を感じるために、スピーカーで音楽を聴くことをお薦めします。 ※詳しくは、ドラミングアドバイス37回『本能を刺激する音=身体共鳴』38回『聴力の盲点と弱点』を見直してみてください。