5月, 2020 | K's MUSIC ドラム人間科学理論

月: 2020年5月

  • 2020.05.11

    ドラム人間科学TV STEP4のテキスト版ページを公開致しました。

  • STEP3でゴスペルドラマーの爆発力の要となるブーストストロークを紹介しましたが、STEP 4では、ゴスペルドラマーの「タップコントロール法」である、ハイヴォリュームタップについて解説していきします!

    SECTION 1 ゴスペルドラマーの超音圧連打

    皆さんはアクセントやタップのコントロールをどのように行っていますか?
    国内のドラム教則本等では、こちらの奏法が一般的なようです。

    フル・タップ・アップ・ダウン奏法

    国内のドラム教則本・レクチャー動画・ドラムのレッスンサイト等で、スティックワークの基本として解説されることの多い4種類のストローク。

    国内では「あらゆるフレーズはこれら4種類のストロークの組み合わせが基本」とされており、感覚的ではなくストロークを規則化することで、「ハイテクニックなプレイやダイナミクスコントロール等ができる!」と言われている。

    モーラーのフル・タップ・アップ・ダウン奏法

    腕の回転運動を有効利用したモーラー奏法。そのモーラー奏法の動きに、フル・タップ・アップ・ダウンストロークを当てはめた奏法。

    フル・タップ・アップ・ダウン奏法に比べて腕の負担が少なく、長時間プレイしても疲れないのが特徴。「マスターすれば、スピードとパワーを両立したプレイが容易に出来る!」と言われている。


    国内では広く知られているフル・タップ・アップ・ダウン奏法。それをより合理的にした叩き方であるモーラーのフル・タップ・アップ・ダウン奏法。これらを使ってゴスペルドラマーのような音量音圧プレイが再現可能か、こちらの動画をご覧下さい↓

    動画:基本奏法&合理奏法でドラミング

    今の動画でおわかり頂けたと思いますが、実はフル・タップ・アップ・ダウン奏法も、モーラーの動きを当てはめたフル・タップ・アップ・ダウン奏法も、このようなセット間の移動を伴う連打プレイの中ではメゾフォルテ辺りの音量が限界で、ゴスぺルドラマーのようなフォルテ以上の音量音圧には程遠いものになってしまいます。

    しかし、このような連打プレイの中でも、ヘッドやシェルに大きなエネルギーを加える事の出来るハイヴォリュームタップを使えば、全く同じフレーズでも、次の動画のようにパワフルで激しい印象を聴き手に与える事が可能になります!!

    動画:同じフレーズをハイヴォリュームタップでやると…

    いかがでしたか?

    「一般的な奏法や合理的なモーラーの動きを当てはめた奏法」と「ハイヴォリュームタップ」の音圧の違いが、はっきりわかって頂けたと思います。

    「でも、今の動画のような激しい連打は、全てフルストロークを使って叩いているのではないのだろうか?」という疑問を持った方もいるのではないでしょうか?
    それでは、こちらの動画をご覧下さい。

    動画:フルストロークで連打すると…?

    一般的な「指や手首でスティックをリバウンドさせて叩く」奏法も、それ自体は悪いというわけではありませんが、ゴスペルドラマーのような連打プレイをやるとなると、音量音圧的な面で相当厳しく、どうしても迫力に欠けたプレイになってしまいます。

    そこで、セット全体の移動が伴う速い連打時でも、音圧や音量を全く落とす事無く、パワフルで力強い演奏が容易に出来る、ハイヴォリュームタップをマスターしましょう!

    NEXTモーラーのアクセント部分の回転力を使う・・・!?