45. STEP1 モーラー奏法の概要 ゴスペルドラミングとモーラー

SECTION3 フレディ・グルーヴァーシステム

3rdや4thポジションはフレディ・グルーヴァーシステム?

フレディ・グルーヴァーシステムとは、ニール・パート、スティーヴ・スミス、ヴィニー・カリウタ、デイヴ・ウェックル、ピーター・アースキン等、名だたるトップドラマー達が師事した、フレディ・グルーヴァー氏によって体系化されたドラムメソッドのことです。

今回ご紹介した3rd、4thポジションは、アメリカではモーラー奏法の応用というよりも、このフレディ・グルーヴァーシステムに入るそうです。

動画:フレディ・グルーヴァーシステムについて

このように、アメリカでは 「モーラー奏法」 とドラムセットに発展させた 「フレディ・グルーヴァーシステム」 は完全にわけて考えられ、「モーラー奏法」 はオールドスタイル、つまり身体に近い状態での奏法を指すようです。

(ニール・ソーセン氏とK’s MUSICの関係についてはコチラ

SECTION4 《最後に、おまけで2つのポジションもご紹介!》

ゴスペル系のドラミングは1st、2ndポジションに比べ、3rd、4thポジションを使って演奏する事が多いですが、ヴァリエーションとしてリヴァース1、リヴァース2、というポジションも存在します。

動画:リヴァース1, 2のポジション

いかがでしょうか?

リヴァース1やリヴァース2を演奏中メインとして使用する事はほとんどないと思いますが、4thポジションからリヴァース2までを使いこなせれば、色々な速い移動スレーズに対応できるようになります。何かできないプレイがあった時、どのポジションで演奏するか?という発想で練習すれば、意外と簡単にできるかもしれませんよ!

回転とポジション変化

最後に

いかがでしたでしょうか?モーラー奏法の概要とゴスペル系への応用のしかたが少しずつわかって頂けたと思います。

一見力任せに見えてしまうゴスペル系の黒人ドラマーの叩き方にも 「回転力が使える」 という事を踏まえて、練習に励んで頂ければと思います。

STEP1の完全収録版はこちらです。是非ご覧下さい!

STEP1の完全版