モーラー奏法普及プロジェクト
専門学校・ドラム専門スクール・楽器店・スタジオ等でドラムを教えているドラム講師の方々へ
昨今、ようやく「フレディーグルーバーシステム」や「モーラー奏法」(モーラーテクニック,モーラーシステム)という名称だけは、国内にも定着してきたようです。それに伴ってか、それらの「新奏法」とでも言うべき奏法に興味を持ち、ドラムレッスンを受けたいと思っているアマチュアドラマーさんの数も、年々増加の一途を辿っているようです。
実際に、関東から離れた遠隔地にお住まいの方々から「モーラー奏法を習いたいのですが、K’s MUSICの支部は作らないのですか?」といったお問い合わせを頂く事が、多くなってきています。
これは、モーラー奏法に代表される「新奏法」を、本当に間違いなく、実演で生かせるレベルまで教えることのできる教育機関が、国内ではK’s MUSICとその関係者を除いては、皆無に等しいという現状があるからなのです。それを裏付けるように、安易な考えによる勘違いな日本式モーラーが生み出され続けています。
モーラー奏法の黙殺計画(!?)とでも言うべき動きが、国内のドラム教育界全体に見られる中で、アマチュアドラマーさん達がこれだけ興味を持ってくれるようになったのは、大変喜ばしい事です。しかし、今度は先ほど述べたような、実演に生かすには程遠い日本式モーラーの登場で、またもやアマチュアドラマーさんの向上心の妨げになっているのが現状です。
そこでK’s MUSICでは、日本全国のアマチュアドラマーさん達のレベルアップのために、2004年5月より「モーラー奏法普及プロジェクト」を、正式に立ち上げる運びとなりました。
これは長年に渡り、国内の奏法に対し、疑問を投げかけ続けてきたK’s MUSICの使命でもあります。
まずは下の図をご覧下さい。
モーラー奏法普及プロジェクトの仕組み
この図のように、ドラムスクールや専門学校で教える「ドラム講師の人達」に、K’s MUSICのレッスン内容の一部であるモーラー奏法をレッスンし、それをそのドラム講師の生徒さんに伝えて頂くのが、「モーラー奏法普及プロジェクト」です。
もちろん、すぐさまモーラー奏法をマスターできるはずがありませんし、未完成なままその生徒さんに伝わることが懸念されますが、「K’s MUSICに在籍している○○先生の生徒です」と言って頂ければ、その時点での、そのドラム講師の方のマスター度合いも把握出来ているため、電話という制約はありますが、より具体的に質問に答えることが出来ます。(どうしても本当に正確にモーラー奏法をマスターしたい、もしくは、モーラー奏法だけでなく、他、奏法全般や、音楽表現を習いたいという熱心なアマチュアのドラマーさんには、そぐわないですが・・・)
また、それだけではなく、K’s MUSICに通いたくても通えないという方からお問い合わせを頂いた場合、その方の近隣に、プロジェクト参加ドラム講師の教室があれば、無料で紹介します。 これも下の図をご覧下さい。
このように、K’s MUSICにとって「損失」になりかねない事をしてでも、K’s MUSICは新奏法の普及に努め、アマチュアドラマーさん達のレベルアップに繋げたいと思っています。
ご存知の通り、K’s MUSICではこれまで、ドラム講師、及びその関係者の入校を基本的にお断りしてきました。ですが、新奏法に対する熱意を持ったアマチュアドラマーさんの数が、これほどまでに多くなってしまった現状に、K’s MUSIC一校だけで対応するのは到底不可能です。
ですので、私たちは、「K’s MUSICの全国展開」を考えるよりも先に、上の図のようにドラム講師の人達に門戸を開く事が、日本全国のアマチュアドラマーさん達のレベルアップにつながると判断し、行動を起こしたのです。
ご自分の生徒さん、更には日本全国のアマチュアドラマーさん達のために、ドラム講師の人達も一役買ってみませんか?
もちろん、ドラム講師の人達にとっても、モーラー奏法等を身体の仕組みとあわせて正確にマスターする事が、今後のドラムレッスンの仕事上で大きなプラスとなるはずです。