48. STEP4 ハイヴォリュームタップ (モーラーアクセントタップ)

では最後に、ハイヴォリュームタップの要点をもう一度確認してみましょう。

  1. 真っ直ぐ叩く奏法や通常のモーラー奏法は、タップに回転力がほとんど加わっていないので、速い連打では一定以上の音量や音圧が出せない。
  2. ハイヴォリュームタップは、モーラー奏法のアクセント時の動きを使い、タップ一打一打に強力な回転力を加えて叩く。
  3. 上腕、前腕、指等、どの部位を積極的に使って回転力を加えるかは、フレーズや表現によって違う。
  4. ハイボリュームタップと合わせて、ブーストストロークも同時に習得しないと、どこがアクセントか分からないプレイになってしまう。
  5. ゴスペルドラマーのように、高速移動しながらパワフルな連打を容易に行うためには、セット間を合理的に移動できるオープングリップでハイヴォリュームタップを習得する必要がある。

※ハイヴォリュームタップのダイジェスト動画です。何度も見直して分析し、実際にご自分でチャレンジしてみて下さい!

ハイヴォリュームタップ 基本ス卜ローク

モーラーのアクセントをタップで使う

ハイヴォリュームタップ 6連符タム移動

注意点① ブース卜ス卜ロークの必要性

注意点② オープングリップとの併用

動画:最後に主宰・小野瀬からのメッセージ

今回はゴスペルドラミングに必要な激しめのコントロール法,ヴォリュームを上げる方法のみの解説になりましたが、一流のゴスぺルドラマーのような演奏をするためには、ヴォリューム以外にもうねりやタッチやダイナミクスをどう付けるかが重要になってきます。

また、今回のヴォリュームコントロールに関しても、強力な回転力を連続的に加えられるようにするためには、やはり肩甲骨・背骨・骨盤・股関節・足裏の連動内臓筋のコントロールといった身体操作も必要不可欠になります。

それは今後のドラミングアドバイスで詳しく解説していきたいと思っていますので、どうぞご期待ください!

STEP4のフル動画