48. STEP4 ハイヴォリュームタップ (モーラーアクセントタップ)

SECTION 2 ハイヴォリュームタップ=モーラーのアクセント

それでは早速、この「ハイヴォリュームタップ」の解説に入っていきたいと思いますが、まずはこちらの動画をご覧下さい。

動画:モーラーのアクセントをタップで使う!?

真っ直ぐ叩く奏法のタップストロークには、「回転力が加わっていない」という事は当然ですが、回転力を原理とするモーラー奏法も、実はアクセント以外のタップ部分には回転力が加わっていないのです

そこで、一打一打のタップストロークに強めの回転力が加わるように、通常のモーラー奏法のアクセント時に使う腕の動作の、内側回転外側回転の動きを使ってタップを叩きましょう!

次の動画でわかりやすく実演していますのでご確認下さい。

動画:回転力を加えたタップ

いかがでしたか?

右手=ハイヴォリュームタップ」「左手=リバウンドタップ」の回転力による音量差が、おわかり頂けたと思います。
(高速連打時は、今の回転力に加速力まで加わるので、よりボリュームが増した強力なサウンドになります!)

あの“デニ・チェン”もハイヴォリュームタップを応用していた!!

K’s MUSICが2004年に発表した動画では、デニス・チェンバースが演奏時に多用する、前腕の2本の骨でタップに回転力を加え超高速連打するプレイを再現しています。
(スティックの振り上げがほとんどないにも関わらず、かなりの音量が出ているところにご注目下さい♪)

動画:デニス・チェンバース式超高速シングルストローク

デニス・チェンバース式の前腕で強力な回転力を加える方法以外にも、デイヴ・ウェックルのように肩や上腕の回転を多用した方法、バディリッチのように指で素早く回転を加える方法等、フレーズや表現によって使い方は様々です。ですから、速いプレイでも回転力を自在にコントロール出来るように、まずは先ほどの実演動画を見てゆっくりから練習してみて下さいね!

NEXT大音量の中でも遠近感のついたプレイをするためには