46. STEP2 スティックエンド支点としゃっ骨&とう骨

SECTION3 親指支点には弱点がある?

日本でずっと基本と言われていた 「親指支点の握るスティッキング」 ですが、実はこの方法には決定的な弱点があります。

動画:親指支点で握るスティッキング


動画のように練習台やスネアでできる事が、フロアタム等で全くできない、という悩みをお持ちの方も多いと思います。そんな方は超ローピッチのフロアタムでもパワフルに演奏できるように、フリーグリップをマスターしてみてはいかがでしょうか?

POINT! 速いプレイで本当にフリーグリップができていますか?

2003年の発表から13年が経ち、だいぶ名前は浸透したフリーグリップですが、モーラー奏法を使っている方でも、ゆっくりな基礎練習やフレーズの時はフリーグリップっぽくできていても、速くなると本人の意思とは裏腹に、親指支点になってしまっている方が大変多いのも事実です。

速いプレイでもフリーグリップを使えるようにしないと、ドラムセット全体をパワフルに演奏する事は出来ません。

本当に親指支点になっていないか、一度、厳しくチェックしてみて下さい。

SECTION4 親指支点でもフレーズが叩けるが…。

親指支点でも練習をすればフレーズは叩けますし、エレドラならそれでも問題はないかもしれませんが、生ドラムでバンド演奏をするときには、困った事が起きます。

まずはこちらの動画をご覧ください。

動画:スティックエンド支点を使う理由


いくらフレーズができても、他のメンバーから嫌がられてしまっては元も子もありませんし、評価も下がってしまうのではないでしょうか?

それでは、実際に

  1. 親指支点
  2. フリーグリップによるスティックエンド支点
  3. アーロンスピアーズ風な3rd、4thポジションを使ったスティックエンド支点

この3つの対比をしてみましょう。親指支点とスティックエンド支点の差を、映像と音でご確認ください!

動画:それぞれの支点の比較


いかがでしょうか?

親指支点とスティックエンド支点の差がはっきりとおわかり頂けたと思います。

しかしドラムセット全体でここまでできるようにするには、肩から先のモーラー奏法だけでは不充分で、人体力学で全身を使いこなせないと非常に困難です。(ちなみにK’s MUSICでは、レッスン後のサービスで、生徒さんに手取り足取りで人体力学のアドバイスをする事も大変多いです。)
人体力学についてはコチラの動画をご覧ください。

まとめ

  1. ゴスペル系のドラマーのようなパワーで演奏するためには 「スティックエンド支点」 が必須。
  2. スティックエンド支点にするにはフリーグリップが有効だが、速いプレイで使えないと殆ど恩恵に預かれない。
  3. 古武術の技の原理が習得出来ていないと、モーラー奏法を使っても、結局速いプレイで親指支点になってしまい、曲では使えなくなってしまう。
NEXTスティックエンド支点を使いこなすには、「しゃっ骨、とう骨」を正しく動かすことが必要不可欠!